あの日から変わってしまった僕たち
おお。これはもうラノベかと思うようなタイトル!ですが残念ながらどんぐり話でございます。
上の子が生まれて7年。この間にわたくしはせっせと毎年ドングリを拾いまくる秋を過ごしてきました。
こどもたちはとにかくドングリが好き。ドングリを愛してる。秋はドングリに人生捧げてるわけです。
幸運なことに、この長きにわたるどんぐり生活の間、私はどんぐり虫様を拝むことなく過ごしてきたのですが、残念ながら、とうとう!ついにやってきましたどんぐり虫様が我が家に!!
床に座っていた私の足元を歩く一匹の幼虫。あれ?と上を見上げると、私の背中めがけてどんぐり虫様が棚の上から袋を食いちぎって逃走中。一匹、二匹、三匹……。まだ一匹足りない……じゃなかった!
ギョエーーーーーー!!!!
おもわず叫んでしまいました……。
そんなわけで家にあったどんぐりにはサヨナラしましたが、問題は子どもが学校に持って行った大量のどんぐりですよ。聞けばどんぐりを使って飾り付けをしていると、出てくる出てくるどんぐり虫さまが。
あちらの席からもこちらの席からも!わー!どんぐり虫さまこんにちは!
(まあ皆が皆丁寧に処理してもってくるわけじゃないからね)
そのどんぐりを使って可愛いマラカスを作ってきたのですが、透明のコップを使ったんで、マラカスの中でどんぐり虫さまがやっぱりこんにちは!なのです。もう娘はパニック。持って帰って来たばかりのマラカスを「今すぐ捨てて!」「きっとコップを食い破ってでてくる!」「ゴミ袋からいっぱいでてくるよ〜!!!」と怯えきって近くに寄ることができません。
私が学校のどんぐりを心配していると、「あれを一人で持って帰ってくるの無理。ランドセルの中にいれたら、破ってでてくるし、学童で待ってる間も出てくるかもしれないし、ダメだー!!お母さん学校まで取りに来て!!!」
だそうで、来週は最重要ミッションどんぐり回収を遂行すべく、円滑に仕事をすすめないといけませんね、わたくしは。
特に長女はどんぐりに怯えすぎて、夜中に悪夢をみて目を覚ましていました。なんと三回も!いつもは寝付きのよい子なのに……
“どんぐりが枕の横にあって、幼虫がそこからわさわさ出てくる夢”だそうです。聞いているとつい笑ってしまうんだけど、本人にとっては深刻な悪夢なので、ひたすら慰めて寝かしつけました。やさしいな〜わたし!
しっかし私の睡眠まで奪うとはあなおそろしやどんぐり虫。
今までこの時期は毎週どんぐりさんたちと戯れまくっていたのに、きっともう二度と拾ってこないでしょう……。
さよならどんぐりさんたち。いままで本当にありがとう。私たちどんぐりからは卒業します。
いや〜。どんぐり虫様のおかげでこんなに子どものどんぐりモチベーションが下がってしまうとは思わなかったな〜。